あーたんの読書ブログ

読書感想文かいていきます!

読書感想文#15『Oliver Twist』Retold version, Charles Dickens

やばいw前回の更新から4カ月も経っていました。時間が過ぎるのって早いですね。

この間にもいろいろと本を読みましたが全然ブログにかけていなかったのでちょっと頑張って書きます!ってこれ毎回書いてる気がするけど・・・まあ辞めないのがが大事だよね。

 

●選定理由

今回はイギリスの小説家チャールズ・ディケンズの代表作『オリバー・ツイスト』の子供向け英語版を読みました。

選定理由は、私の大好きな海外ドラマ『ギルモアガールズ』の「ローリー・ギルモア・ブックチャレンジ※」を、現在絶賛おひとり様開催中のため。

※ローリーという主人公の女の子がいるんですが、彼女は本の虫で、ドラマの中で500冊以上本を読んでいます。そのリストを読んでいくチャレンジが昔海外で流行っていました。

オリバー・ツイスト』はドラマの中で何度か言及されるので読んでみたかったんです。またこの本に出てくる「ドジャー」もドラマの中で使われます。

 

●感想 ※ネタバレあり

・英語レベル ★★☆☆☆(英検2級くらい)

・ストーリー ★★★☆☆

 

イギリスの救貧院暮らしの孤児オリバー・ツイストがロンドンに逃げて、犯罪グループの仲間になってしまうという話です。

オリバーの母はオリバーを出産したことで亡くなり、天涯孤独となるオリバー。預けられた救貧院のスタッフは非常にケチで慈悲のかけらもない人たちで、食事もまともに与えず子供たちを酷使しています。いろいろあってオリバーはロンドンへ逃げたところ、スリをして生活をしている少年ドジャーに出会い、ともに生活するようになります。

雰囲気は「アニー」みたいな感じですね。

 

自分で人生をコントロールできず、常に周りにされるがままでワンツーパンチをくらいつづけているようなオリバーがずっと可哀そうでした。様々な犯罪に巻き込まれる中、結局最後はミラクルハッピーエンドなんですが、結構つなげ方に無理があって、奇跡が何回起きたらそうなるんだろう?というような伏線回収でした。あまり現実味のない終わり方でした。

 

●作者が伝えたかったテーマ

オリバー・ツイスト - Wikipedia

テーマとしては、イギリスの新救貧法に対する批判が重要視される。1834年に改正された救貧法は下層階級の反発を招き、作品中のマン夫人やバンブルなどは、下層階級を酷使する中層階級の典型的な例である。しかしディケンズが本質的に批判したのは、制度に従う人物ではなく、その背後にある制度そのものであった。ディケンズの特色として善と悪の区別がはっきりしていることが挙げられるが、この小説では善はオリバー、つまり下層階級の人々で、悪は社会制度と、それを認めている社会風潮であった。この小説の中で、オリヴァーが「もう少し下さい」と粥のお代わりを請う場面が最も有名で、かつ象徴的でもある。

下層階級の生活を描くのが得意な作家らしく、犯罪者たちの生活のところはリアリティがありました。特にナンシーやチャールズが、本当は犯罪なんてしたくないのに、それをすることでしか生きられず、もがいている描写はつらくなりました。ドジャーが捕まって即オーストラリア送りになったところはウケたけどw

 

電子書籍版、音声付き


 

 

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