あーたんの読書ブログ

読書感想文かいていきます!

読書感想文#6『嘘つき男と泣き虫女』アラン・ピーズ&バーバラ・ピーズ

 


 

内容紹介(出版社より)

世界的ベストセラー『話を聞かない男、地図が読めない女』の第2弾。第一作『話を聞かない男、地図が読めない女』に世界中の男女から寄せられた数多くの手紙や質問が私たちのもとに、異性が考え、感じていることをさらに深く理解できるように、読者や編集者の意見を取りいれてできたのが今作。異性の行動や考えかたにとまどい、いらだって、自分のパートナーは頭がどうかしているんじゃないかと、一度でも疑ったことのあるあなた。かならずこの本のなかに答えと指針を見つけることができるはずです。

 

『話を聞かない男、地図が読めない女』は昔読んだが、初めて性差について知って、男女ってもはや脳から違う生き物なんだ!と大きな衝撃を受けたことを覚えている。第2弾のこちらは1作目ほどの衝撃はない。1作目で書いたことの復習・具体例って感じ。2005年くらいの本なので男女以外の性別については特に言及がないが、それはそれとして、今回は改めて男女の差について、ほぼ忘れていた1作目の話を思い返すいい機会になった。

1作目を読んだことはそれから私の異性理解に多少なりとも役に立ったような気がしていたが、まだまだらしい。最近、ほぼ男性社会(男女比9:1くらい)の今の会社でそう感じることが多かったので読んでみた。

私は1作目の「男女脳診断テスト」で、「自分は割と性格があっさりしてるから男性脳寄りだろう」と思ってテストしたら、「200%くらい女性脳」という診断だった(笑)ので、結構物事の捉え方は男性と違うのかなあと思う。よく考えると、空間処理能力は超絶弱くて車の駐車は下手だし、地図も全然読めない・・・。

そういう私が、日々会社で男の人と話をしていると、なんだか「わかりあえない感」が残るときがある。会議でも男性20人いて女性は私一人とかザラで、上で働く人も男性ばかりなので、私は私で「この人(男)なんで私の気持ちわかってくれないんだろう」と思うことは日常茶飯事だし、相手は相手で、「で、結局何が言いたいの?」とか「もっとロジカルに話して」とか平気な顔して言ってくるのでw日々バトっている。性格か頭の良さの差かと思ったけど性差に起因していることも少なからずあるんだろうなーと思った。

「私の話がわかりにくい」説は、周りの男性に指摘されると正直落ち込むけど、この本にも、「女性は話しながら考える」「男性は話すことを決めてから話す」と書いてあった。それで、確かに私話しながら考えてるときもあるわwと思った。多分聞いてる男性はイラつくんだろうなあ。

あと、「女の話はとりとめがなく、わかりにくい」と男性は思ってるって書いてあったけど、とりあえず女性がたくさん話すのは信頼と愛情の証拠。こういうところが男女がわかりあえなさすぎてて残念と思った。これは本当にその通りで私も例に漏れず信頼してる人には日常のどうでもいい話から愚痴まで本当によくしゃべるけど、特別信頼してない人にはまったく話もしない。

他にも、とりあえず男性には遠回しな言い方は伝わらないらしいので頑張ってはっきり言おうと思った。女性には遠回しな言い方でもばっちり通じるし、それがむしろ女性間では普通。女性の友人と話していると共感力が高すぎて感動することがある。例えば自分がムカついた話をしてたら一緒に怒ってくれたりとか、辛かった話をすると私の代わりに泣き出したりする人もいる。間違っても男性のように「それならもっとこうすればいい」とアドバイスされることはないから、これもまた違いすぎててびっくりした。

 

この本の一番最後に、

「男は女を理解できないし、女も男を理解できない。しかしこの事実を、男も女も永遠に理解できない」

とあって、これが真実だと思った(笑)。

でもちょっとでもお互いのストレスを減らすためにこういう知識はあったほうがいいし、歩み寄りたかったら多少は参考になるかも。

男の人はもうちょっと優しくなったらいいよね。具体的には、女性が話を聞いてほしい時は「うんうん、そうだよね〜」「そっか〜、がんばったね〜」とかわかってる風をちょびっと出してくれるだけでもすっごく救われるのにな〜と思ったりして・・・。これができる男性もたまーにいるんだけどなんでできるんだろうね、絶対モテると思う。できない人みると「この人モテないんだろうなー」と思う(笑)

ってこの記事だって、脱線しまくった「女性的な」文章なことは自覚していますが、ロジカルな表現もできた方がいいから、仕事のときくらいはちゃんとロジカルに説明できるようにしたいな、って努力してるんだけどあんま周りには伝わってないみたい。(残念・・・)でもまあそんなに気にもしてないから(笑)受け止め方が違うんだなーっておもってがんばろっかなあ〜。おわり。