あーたんの読書ブログ

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読書感想文#5『スマホ脳』アンデシュ・ハンセン

 

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スマホ脳 (新潮新書) [ アンデシュ・ハンセン ]
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内容紹介(出版社より)

ジョブズはわが子にiPadを与えなかった?! うつ、睡眠障害学力低下、依存症……最新の研究結果があぶり出す恐るべき真実。教育大国スウェーデンを震撼させ、社会現象となったベストセラー、日本上陸。

 

いつも要約部分が長すぎて、すごい時間がかかるから、今回は感想だけにしてみる。

スタバで読書をしていると、最近テスト前か何かでだいたい隣に大学生が座るのだが、90%くらいの確率でタブレットで講義動画を見ながらずーっとスマホをさわっている。勉強してんのかな?と思ってふと見るとスマホに講義のノートを打ち込んでるという場面によく遭遇する。私は大学生のときにスマホが出たくらいだったから、時代の差を感じて衝撃をうけたが最近の大学生はPCも使わないらしく、勉強にもスマホがこんなに主流なんだ・・・と思った。

スマホの使い過ぎが心身に悪影響というのはよく知られていることだが、その前提として、本書は人間の脳の働きについて最初に説明があるところが面白かった。脳は生存のために様々な信号をだしている。不安もストレスも生存のための機能。原始時代から脳は変わっていないが、現代社会は刺激が多すぎる。人間の歴史と現代社会のミスマッチのせいで肥満や不安症、鬱など様々な精神疾患が蔓延しているそうだ。

SNSはそんな脳の仕組みをつかってたくさん使用されるように作られており、具体的には報酬系ホルモンのドーパミンが出るようなつくりになっている。脳は新しいもの好きで新しい情報を常に求めている。新しい情報というのは生き残るために必要なのでドーパミンが出るのだ。なるほど、だから私も無駄にどうでもいいことをググったり、TLを永遠に眺めたりしてしまうわけだ。脳が気持ちよくなって依存するようなつくりに狙ってしてあるって、本能に働きかけてコントロールするなんて怖い。でもよくよく考えたら広告とかだってそうだよね。気づかないうちにどれだけのことが他者や企業によってコントロールされてるんだろう。

いまはスマホを何時間つかったらだめなんて法律はないが、こんな依存的なものなのに規制がない。大麻もタバコもアルコールも、昔はなかったのに、新しくでてきて脳が依存して危ないから規制ができたんならスマホだって同じと思うので将来的にはなんらかの規制がでてくるんじゃないかな。特に子供の使用については、刺激を感じやすいのでさらに依存しやすく注意が必要。自分の子供には大きくなるまでスマホもたせたくないと思った。

とはいえ、スマホなしだと困るのも事実だしうまい付き合い方を考えておくのが大切。テクノロジーに支配される状況はよろしくない。スマホの使いすぎは頭がわるくなる、記憶ができなくなる、集中できなくなる。実際それを感じることだってある。

この本を読んでからTwitterの使用時間を1日10分に設定したら、無駄にスクロールしていた時間を有効活用できるようになった。あと仕事中に携帯は見えないところにおくようにして、仕事のメールやチャットを頻繁に見るのをやめた。夜寝る前よく見ていたが睡眠不足をおこすらしいのでやめた。案外見ないでもどうにかなる。あとはスマホに頼りきっているけど実は他でも代替できる機能は他のものを使った方がいいらしいので時計買おうかなあ。時計見るときにスマホどうしてもとりだすからね〜。

おわり!